Google I/O 2024

TL;DR

6月15日(土)のDroidKaigi.collect { #9@Osaka }において、10分間のLT枠で発表予定です。Google I/Oの話もするので、興味がある方はぜひ参加してください(プログラムは変更する可能性があります)。


はじめに

Google I/Oからの招待状

3月も中程を過ぎようとしていたある日の朝、Google I/Oが差出人のメールが届きました。

眠たい目をこすりつつ、おおかた「日程の発表、今年もオンラインで参加してね」みたいな話だろうと思って開くと、まさかのオンサイト(現地参加)への招待と言うことで、イベントまでおおよそ2ヶ月という日程の中、急ぎ飛行機や宿の手配を始めることになりました。

Google I/Oからの招待状

ひさしぶりのGoogle I/Oにテンションは上がります。最後に参加したI/Oが2019年なので5年ぶりです。またI/O以外の理由で海外に行くことがないぼくにとっては海外旅行も5年ぶりです。

あれもこれも、買い直し

しかし手元を眺めてみると、コロナ禍で出張の回数が激減したこともあって、旅行用品のいくつかは劣化したり長期間使わないので捨ててしまったりしていました。

必要なものをあらためて確認しながら不足しているものはもう一度手に入れる必要があります。それがどうやらけっこうな出費になりそうなことに思い至ると、ディスプレイに輝く「We’re accepting registrations」の表示を見ながら、ぼくは思わず真顔になりました。

このエントリーは、ぼくが5年ぶりにGoogle I/O参加のためにUS旅行をするにあたって新しく用意したものや、準備したつもりだったけど足りなかったものなどをまとめたものです。

新しく買ったもの

普段着用の靴

最初に必要になったのが普段着用の靴です。

もともとぼくは、普段着用の靴を1足しか持っていませんでした。その1足もコロナ禍で外出をしない間にソールが劣化して履けなくなり、以来ずっとサンダルで過ごしてきました。

サンダルと言ってもビルケンシュトックのしっかりしたものなので「これはサンダルではなくビルケンシュトックだ」と言う気持ちで日々を過ごしていました。東京出張もビルケンシュトック。六本木や渋谷の豪奢なビルや、紀尾井町や霞ヶ関にだってビルケンシュトックで立ち入ります(ドレスコードがある場所はスーツを着て訪問しました)。

あるとき仕事で「作業環境を見てもらって(ソフトウェア)エンジニアからの意見をもらいたい」と呼ばれていった先で「靴を履いてこないなんて常識がない」と面と向かって言われたことがあります。これは近年もっとも屈辱的なエピソードですが、かなり例外的な出来事と考えています。

靴が必要な理由

そんなぼくでもUSにサンダルで行くのは憚られます。これは礼儀だとかそういう話ではなく単純に危ないと思うからです。

US滞在中のぼくは子ウサギのような狩られる側の気持ちで過ごしています。何か危ないことが起きたときにすぐに動けなければ命に関わります。サンダルより靴の方が生存の可能性が高まることは確実です。

購入した靴

いろいろ検討した結果Danner Lightを手に入れました。

Danner Light

すみません。嘘をつきました。前から欲しいと思ってました。Danner Light。 防水透湿素材として有名なゴアテックスと、靴底に定番のビブラムソールが使われています。 前に履いていたLOWA社の靴と、だいたい似たような構成ではありますが、前の靴がソールを接着剤で貼り付ける方式だったのと比較して、ステッチダウンのDanner Lightはソール張り替えのハードルが低いのが魅力に感じます(早口)。

「動きやすさならスニーカーが一番」と言う意見もあると思いますが、ぼくの足はスニーカーを履いて長い距離を歩くと足底筋膜炎のような症状が出て歩けなくなるという脆弱性を抱えていて、ショートブーツではそれが起きにくいという個人的な理由からです。

Danner Lightを一ヶ月ほど履き慣らした後、靴紐をきちんと締めれば足回りに不安はありません。 現地では走ることこそありませんでしたが、長距離、長時間の歩行をしっかりと支えてくれました。

靴の脱ぎ履きはやっぱり面倒

出発便の保安検査で「くるぶしを覆う靴は脱ぐ」という規定が追加されていて、当然ながらショートブーツのDanner Lightを脱ぐ必要がありました。

一瞬面倒だなと思いましたが、何か隠せそうな場所であることも事実ですし、そもそもUSの保安検査では大きさにかかわらず靴は脱がなければならなりません。保安検査で靴は脱ぐものと考えて、あらかじめ靴紐を緩めておくなど準備しておけば検査場で慌てずに済みそうです。

靴下

また足回りです。前述のとおり普段サンダル履きで過ごしていますが靴下は穿いています。 裸足だと足にものがぶつかったときに簡単に怪我をしますが、靴下一枚あるだけでぜんぜん違います。

とは言え、普段履きの靴下では少し不安があります。

靴下が必要な理由

USはとても広いので、見えている場所に行くのでも想像以上の距離を歩くことがあります。

I/Oの会場になるShoreline Amphitheatreは音楽のフェスの会場にも使われる場所です。

会場マップ

会場マップ左上のAmphitheatre(円形ステージ)——基調講演などが行われる場所——は、実際の大きさを見るとこのようになっています。

Amphithetreステージ

Amphithetre芝生

これを見れば大体の規模感は掴んでもらえるのではないでしょうか。

このAmphitheatreから少し(?)離れたところにセッションルーム(建物)や展示のエリアがあり、I/Oの期間中はこのエリアの中を歩き回ることになります。

足腰への負担を考えると、靴に合わせた靴下を穿いていくのが最良です。

購入した靴下

残念ながら、前の靴に合わせていた靴下はすでに捨てていて、何を穿いていたかも思い出せませんでした。いろいろ調べた結果、見つけたのがGUTS-MAN(ガッツマン)です。

https://www.guts-man.com/

自衛隊の演習、行軍向けに開発されたものとのことで、公式サイトには「40km行軍用」や「100km行軍用」といった言葉が並びます。 100km用のものは足の指を入れる部分が分かれている5本指靴下なので候補から除外して、今回は40km用のものを購入しました。

GUTS-MAN靴下

左右形状が違う厚手の靴下(LとRと書いてある)で、足を入れると、土踏まずや足首の部分の締め付けが強くなっているのがわかります。

表面に黄色くGUTS-MANと書いてあるのでデザイン的になかなか厳しいものがありますが、縫い目が外側にあったりするので、人前で靴を脱ぐという前提で作られていない。完全実用特化型の靴下です。

国内で穿きならしているときは、歩いているうちに小指が痛くなり、確認したら靴下が少しずれていたということが何回かありました。 今では馴染んで痛くなることもなくなりましたが、最初のうちは穿きっぱなしではなく、定期的に位置を調整するなどをすると良いと思います。

キャリーケース

10年ほど使っていたものは、さまざまな箇所が劣化したり破損したりしていて海外に持って出るには心許なくなっていました。また、公式にはサポート部品切れで修理も難しいということで、この機会に買い換えることにしました。

検討していたとある海外ブランドの国内修理をエース株式会社が担当しているのに気づいたので、それならエースのものを買えばいいと考えました。

購入したのはACE フォールズ 46L/57L。ファスナーを開けると容量が拡張できるタイプで、キャスターストッパーが付いています。

つやつやの表面

写真で見たときは落ち着いたつや消しかと思っていたのですが、届いてみたら想定よりも光沢がありました。

海外で光沢のあるケースは目立ってしまうのが気がかりでしたが、現地の空港で受け取るときにはいい感じに傷だらけになって気にならなくなりました。

キャリーケースの現在

フロントポケット機能

メインの収納部とは別にPCも入るフロントポケットという機能があるのですが、これには大きな不満があります。

メイン収納との仕切りは柔らかい布なので、メイン収納に荷物を詰め込むとそのままフロントポケット部に圧力が加わります。PCのようなデリケートな機器を入れるのには不安があります。

フロントポケットを開いた図

またフロントポケットからメインの収納部にアクセスできるという触れ込みですが、メイン収納にぎゅうぎゅうに荷物が詰まっていたら自由に荷物を取り出すことはできません。

さらにメイン収納に荷物が少ない状態では荷物はキャリーケースの底面側に落ちているはずなので、手を思いっきり差し込まないと荷物にアクセスできません。

現時点でまったく活用できておらず、次に購入するときにはフロントポケットのないものを選ぶと思います。

サイズ感

46L/57Lというサイズは海外旅行にはいいと思いますが国内出張に使うには大きいです。 帰国後はじめての東京出張のとき「1週間くらい滞在されるんですか?」と聞かれ「2泊です」と応じたら微妙な雰囲気になりました。

このまま大きなケースを持ち歩くか。小さなケースをもう一つ買うか。そうなると家の中での置き場所をどうするかと言う課題もあります。 今後出張が増えるのは確実なので、この辺りのノウハウはもっと蓄積したいところです。

準備不足(考慮漏れ)だったこと

日焼け止め

十分に準備していたつもりでしたが、現地に着いてから忘れていることに気づいたものが日焼け止めです。

日焼け対策は重要

Google I/O 2016を初めてShoreline Amphitheatreで開催したとき“conference version of hell.“と紹介されたのはもはや遠い過去の話です。回を重ねるごとに改善され、現在は十分な量の日よけが設置されて、快適に過ごせるようになっています。

Google I/O 2016はこうでしたが、 Google I/O 2016

2024はこんな感じです。 Google I/O 2024

2016年 Google I/O 2016

2024年 Google I/O 2024

とは言え、日焼け止めが不要になったわけではありません。会場間の移動は日よけのない屋外を歩くことになりますし、日本より日差しが強いので日焼け対策は必須です。

Google I/O 2024

チェックイン(受付)の時にもらえるキットに日焼け止めが入っていることもありますが、肌に付けるものなので自分に合ったものを持って行くのが無難です。

現地で調達

そんな日焼け止めを今回は完全に失念していました。 また、今年はチェックイン時にもらえるキットに日焼け止めが入っていなかったので、現地で調達する必要がありました。

街中のスーパー(ファーマシー)に行くと日焼け止めだけを集めた大きな棚があり、現地の人たちの日焼けへの意識の高さをうかがい知ることができます。

あまりにもたくさんありすぎて、どの日焼け止めが自分の肌に合うかは分かりません。しょうがないので過去に自分に合わなかった要素を除外する形で、肌への負担がなるべく少なそうなものを選ぶ必要がありました。

NO OXYBENZONE, NO OCTINOXATE(紫外線吸収剤を不使用)でZINC OXIDE(酸化亜鉛)を使った日焼け止めでUNSCENTED(無香料)のものは、ぼくが立ち寄った店にはこれだけだったと思います。

NATIVE MINERAL FACE LOTION

十分な選択肢の中から選んだわけではありませんが、結果的にこの選択は正解でした。 肌荒れも、ひどい日焼けをすることもなく快適に過ごすことができました。

反省と学び

今回のことで、忘れものをすると現地で調達するのに時間を使うことになり大きなストレスになることを学びました。次回は普段使いの日焼け止めを忘れずに持って行こうと思います。

番外編: 役に立った「メイク落とし」

日焼け止めを落とすのにシートタイプのメイク落としが役に立ちました。

以前、登壇前に塗って貰ったファンデーションを落とためにコンビニで買ったもので、一度使ってそのままポーチに入れていたのを今回たまたま見つけました。

これまで日焼け止めはシャワーを浴びるについでにシャンプーやボディソープを使って落としていましたが、綺麗に落ちている感じは有りませんでした。

また、ホテルなどの滞在場所に戻ってからすぐにシャワーを浴びるわけではありません。たとえば一休みしてから食事に出かけたりもします。せっかく滞在場所にいても、日焼け止めを付けたままだとすっきりしない感覚で過ごしていました。

今回、日焼け止めが必要がなくなったら、その時点でメイク落としで落とした方が気持ちよいことが分かったので、日本でもこのやり方でいこうと思います。

5年ぶりでも使えたもの

携帯シャワートイレ

「きっともう使えないだろう。買い直さないとな……」諦め半分に引っ張り出してきたら問題なく使えて驚いたのが電池式の携帯シャワートイレです。

パナソニック おしり洗浄器 ハンディ・トワレ 携帯用

ハンディ・トワレ

公衆トイレにもシャワートイレ付いている日本とは違い、US国内で通常利用できるトイレにシャワートイレは備わっていないことがほとんどなので、これは本当に必須アイテムです。

お尻の救世主

USに限らないことと思いますが、旅行先では突然食生活が変わるので、お腹が不調になることもあります。

そうでなくてもシャワートイレがない環境では、お尻を洗える機会はお風呂だけになります。USでは、日本では見たことがない異様に浅い湯船とか、シャワーブースだけだったりするので、お尻にとっては総じて過酷な環境と言えます。

そんなときにこの携帯シャワートイレは非常に役に立ってくれるのですが、前に述べたとおり日本国内ではまったく出番がありません。2019年以来ずっと机の引き出しにしまったままにしてありました。

取り出した携帯シャワートイレに電池を入れ、水のタンクを取り付けて動作確認すると、水漏れもなく以前と変わらない様子で水を吹き出し始めたときは、驚きを通り越して感動すら覚えました。

それほど高価なものでもないので、今後海外旅行に行く予定のある人は導入を検討してみてはいかがでしょうか。

ハンディ・トワレ

おわりに

このエントリでは、5年ぶりにGoogle I/Oに参加するための準備についてお話ししました。

すでにGoogle I/O 2024は終了し、ぼくは日本に戻ってきています。 Google I/Oのオンサイト参加は昨年あたりから始まっていて、今年はぼくのところまで拡大された形です。

Google I/O 2024 参加者バッジ

今年は日本からの参加者が少なくて寂しいと感じたので、来年にはもっとたくさんの人がオンサイトで参加できるようになるといいなと思います。

それでは次回「I/Oから帰ったら家庭内で胃腸炎が流行していた」のエントリでお目にかかれればと思います。


冒頭にあるとおり、6月15日(土)のDroidKaigi.collect { #9@Osaka }において、10分間のLT枠で発表予定です。Google I/Oの話もするので、ご興味がある方はぜひ参加してください(プログラムは変更する可能性があります)。