令和6年能登半島地震により、犠牲となられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被害を受けられた皆様の安全と1日でも早く平穏な生活に戻られますことを心よりお祈り申し上げます。
はじめに
長期休暇の期間には、家族が妻の実家に帰省して、ぼくは自宅で一人になります。 その間、近所の洋菓子店でケーキをホールで買って、それを食べながら過ごします。
大晦日なので、ちょっと贅沢をしながら好きにコードを書きます。https://t.co/JEHGY5AWqf pic.twitter.com/oPUGrCAPW0
— Keiji / parody (@keiji_ariyama) December 31, 2021
昨年末も実家に帰る予定になっていたので、ケーキを食べるのを楽しみにしていました。
いつもと違うのは、お目当てのケーキを注文したことです。例年はお店に立ち寄ったときにホールで販売されているものを買い求めるので、チーズケーキだったりガトーショコラだったりと、いわゆる定番商品でしたが、今回は事前に作ってほしいケーキをお店の人に伝えました。
注文ケーキと言うと生クリームやフルーツで豪華にデコレーションされた誕生日ケーキのようなものを想像するかも知れません。 しかし、ぼくの目当ては違いました。その洋菓子店には、ぼくが「幻のケーキ」と呼んでいるものがあります。
幻のケーキ
もちろんお店がそのような大げさで名前で売り出しているはずもなく、ぼくが勝手にそう呼んでいるだけ——この記事のためにそういう名前を付けた——だけです。
ケーキそのものにはちゃんと名前があり、ぼくも普段はその名前で呼びますが、その名前でネットを検索しても類似のケーキが出てこず、ほかのお店で取り扱っているのもぼくは見たことがありません。
ただ、幻というのにもきちんと理由があります。 その洋菓子店は作るケーキが毎日変わります。そのケーキはいわゆる定番ではなく、たまたま並ぶことがある。くらいの頻度です。
また、ぼくは毎日ケーキを食べるような生活もしていませんし、そもそもケーキを買うのは仕事で外出した帰りになるので、ぼくが外出する日に幻のケーキが作られていて、ぼくが立ち寄るまでの間に売り切れていない条件だと、実際に入手できる確率が高くないことは分かってもらえるのではないでしょうか。
インパクトのある外観
世間がクリスマスの浮かれた雰囲気から一転、年末に向けた慌ただしくなって、実家に帰った家族から「テレビは年末特番で賑やかだよ」とメッセージが届くころ、ついに幻のケーキを受け取る日が来ました。
「こちらになります」店頭でホールの状態を見たときのインパクトは、かなり大きかったことを覚えています。
普段、カットされたものしか見ていなかったので、外側に張り出した縁の部分を特徴として捉えられていませんでした。後述しますがこのケーキはスポンジではないので、焼いてここまで膨らむというイメージがありませんでした。
また、実際に受け取ったときには、その重さに驚きました。横にあるのは大きさ比較用のYubiKeyです。大きさに対してかなりの重さがあります。
食べた感想「なんか美味しいやつ」
ここからは実際にケーキを食べた感想です。
ケーキの中はスポンジではありません。もちもちと身の詰まった甘くて美味しいところです。 マーブルになった部分はチョコレートを思わせます。実際チョコレートが使われていそうなのですが、そこだけ食べてもチョコレート感はありません。
外周から底は少し歯ごたえがあります。サクサクではなくしっとりとした感じです。甘さは少し控えめで、甘みと香りの強いこのケーキのアクセントになっています。
底面の少し苦みのあるチョコレートの層が生地の甘さを引き立ててくれます。濃いめのコーヒーがよく合います。もっちりとした生地とポリポリと歯触りのいいチョコレートの食感は食べていて飽きません。
大きくくぼんだ上部にはたっぷりのシロップが溜まっていて、包丁を入れると流れ出します。
ケーキの上部には何かのフルーツが使われています。よく分かりませんが、甘くて美味しいやつです。あといい香りがします。
シロップも果実も、日が経つにつれて香りが際立ってくるのに驚きました(普段は買ったその日に食べてしまうので)。 1日目は傾けると流れていたシロップも水分が飛んで、徐々に落ち着いてきます。
日持ちもけっこうするので、1日1切れ食べるペースで年が変わっても楽しむことができました。
おわりに
ケーキ美味しかったです。 本年もよろしくお願いいたします。